2011/08/15

Evernoteに送る手間がゼロ!Googleリーダーで共有した記事を全文取得して自動保存する方法(ノートブック&タグ指定付)

皆さんこんにちは&こんばんは。
筆者はSUMMER SONIC 2011開けで体がボロボロです。今回は12日(金)のSONIC MANIAと合わせて3日間、昼も夜も音楽漬けということで、海浜幕張の近くにマンションを借りてしまいました。汗と熱気が溢れる満員電車で家まで帰るのが少々辛いお年頃。ウィークリーマンション生活はなかなか快適で、食糧とお酒の調達にも困りません。お風呂に入れて洗濯もでき、かなり贅沢に暮らしてます。

ところで筆者は基本的な情報収集をGoogleリーダーで行っています。気になる記事を読んで、残しておきたいものはEvernoteに送るという、とてもオーソドックスなスタイル。ですが、これが数が多くなってくるとかなりの手間がかかってしまいます。情報は自分の知識として使って初めて意味を持つと考える筆者にとって、整理に時間がかかるのはいただけません。ということで、今回はGoogleリーダーからEvernoteに記事の全文を自動保存する方法(ノートブック&タグ指定付)をご紹介します。なお、全体的な情報収集の流れなどは、また別の記事としてアップしようかと考えています。


はじめに


皆さんのなかには筆者と同様、Googleリーダーにフィードを登録して情報収集しているかたも多数おられるかと思います。一時的な記事は読んだら終わりですが、後々必要になりそうな情報や読み返したい記事はどこかに残しておきたくなりますよね。そういうときは第二の脳といわれるEvernoteが活躍するわけですが、残したい記事をいちいち手作業でEvernoteにクリップする手間というのもバカになりません。そこで、気になった記事を自動保存する方法が必要になってくるわけです。

考えることは皆一緒といいますか、フィードリーダーで取得した情報をEvernoteに自動保存する方法は今までにもいろいろな記事が書かれてきました。送り方も様々で、各記事の筆者さんがどういった情報収集を考えているかに左右されます。ここでは筆者の情報収集環境に合わせて、Googleリーダー共有アイテム全文取得し、ノートブック&タグを指定してEvernote自動で保存する方法について解説します。皆さんの考えによっては必ずしもすべての工程を必要としないかもしれませんが、どれも応用が効くので、参考にしていただければと思います。


1、共有アイテムのフィードを取得


ここで紹介する方法では、残しておきたい記事を集めたサイトのフィードが必要になってきます。筆者の情報収集の流れでは「残しておきたい記事=Googleリーダーの共有アイテム」なので、ここでは共有アイテムの「Atomフィード」を取得します。なお、筆者が共有アイテムに残しておきたい記事をためている理由のひとつが、このフィードを取得できるところにあります。

フィードを取得するには、Googleリーダーの共有アイテムから共有設定のページを開き、「共有アイテム ページを新しいウィンドウでプレビューする」をクリックします。そうすると自分の共有アイテムページが表示されるので、画面左上にある「Atomフィード」を押してURLを表示して取得しましょう。



2、「まるごとRSS」で記事を全文化


フィードは簡単にいうと「サイトの更新を知らせる」技術なので、サイトによっては記事の一部しか配信してくれません。フィードリーダーで全文読めてしまったらサイトに足を運んでもらえなくなるので、サイト運営者の対応として当然といえば当然なんですが、記事を記録するには全文ほしいところです。そこで、部分配信フィードを全文配信フィードに変換してくれるツールの「まるごとRSS」を利用します。なお、全文化する必要がなければ、この工程は飛ばしてしまってもOKです。

まるごとRSSでは、「フィードのURL」に全文化したいフィードのURLを入力して「GO」をクリックするだけで、全文化した新しいフィードを排出してくれます。あとはそのURLをコピーすれば、記事の全文化は完了です。また、ブックマークレットを利用して全文化フィードを取得する方法もあります。



3、「Blogtrotter」で記事をメール配信


さて、フィードを取得したのはいいですが、Evernoteはフィードリーダーではないのでフィードをそのまま受信することはできません。そこで登場するのが「Blogtrottr」というツールです。Blogtrottrは配信された更新情報をメールとして送ってくれ、フィードリーダーでなくてもフィードの受信を可能にしてくれます。Evernoteはメールによるクリップを受け付けているため、Blogtrottrを使ってフィードをメール配信すれば、Evernoteに記録できるようになるというわけです。

STEP1 Blogtrottrにアカウント登録
最初にBlogtrottrでアカウントを登録します。アカウントがなくてもフィードをメールに変換する機能は使えますが、ノートブックやタグの指定をするにはアカウントが必要になってきます。また、Evernoteに様々なものを自動保存するときにフィードをメールに変換することは必須となってくるので、複数のフィードを管理をしやすくするためにもアカウントの取得をオススメします。

アカウントを登録するにはBlogtrottrトップページ画面の左上にある「Signup」をクリックします。登録画面では、Evernoteメールアドレスと任意のパスワードを入力してSignupすればOK。アドレスが間違っていなければEvernoteBlogtrottrから確認のメールが届くので、メール内のURLをクリックすれば登録は完了です。なお、Evernoteのメールアドレスは「設定」から確認できます。


STEP2 全文化したフィードのURLを登録
アカウントを作ったらいよいよフィードを登録します。まず、Blogtrottrトップ画面の右上からログインし、「Subscribe to a new feed」をクリックしてフィード登録画面に移行します。先ほどまるごとRSSで取得したフィードのURLを入力し、メールを受け取るタイミングを指定すればOKです。今回はフィードを全文で記録することが目的ですので、更新されたらすぐにメールを送信してくれる「Realtime」を指定しました。これ以外にも数時間ごとや、1日のフィードを1つにまとめたりできます。


入力を終えて「FEED ME」をクリックすれば、共有アイテムを全文でEvernoteに自動保存できるようになります。最初は更新してからメールが配信されるまでの時間が安定しないこともありますが、しばらくすればほぼリアルタイムでEvernoteに送信されるようになるので安心してください。なお、Evernoteに送信するときに、自動でノートブックを振り分けたりタグを付けるには、もうひと手間加える必要があります。指定したいかたは次の項目を参考に挑戦してみてください。


4、ノートブック&タグを指定


メールを使ってEvernoteに記録する場合は、メールのタイトルに「 @ノートブック名」「 #タグ名」と入れるだけで、任意のノートブックとタグを指定できます。指定できるのはすでにEvernote内に存在するノートブックとタグだけですが、あらかじめそれらを用意しておきさいすれば、あらゆる場面で使える非常に便利な機能です。詳しくは「ノートブックとタグを指定し、Emailノートを自動的に整理する」で紹介されていますので参考にしてください。なお、指定に使った「@」や「#」以下のノートブック名などは、記録されたときにノートの題名から消えるので邪魔になることはありません。

Blogtrottrから送られてくるメールのタイトルを編集するには、ログインした画面で編集したいフィードのフィードタイトルをクリックし、設定画面に行きます。ここではメールを受け取るタイミングなどフィードに関する設定を変えられるのですが、今回は「Email subject」でタイトルだけを編集しましょう。最初からフィードタイトルと記事のタイトルがメールタイトルになるように設定されているので、これらのあとに「 @ノートブック名」「 #タグ名」というかたちで、指定したいノートブックとタグを入れてください。


入力後に「Save changes」をクリックすれば次に届くメールから変更が反映されます。うまく指定できなかった場合は、ノートブック名やタグ名の半角や全角、スペルミスなどをチェックしましょう。なお、指定としての「@」と「#」は半角のみ認識され、それぞれの前に半角スペースが必要です。また、指定に使う以外の「@」や「#」がタイトルに入っているとうまく認識してくれないようです。


おわりに


以上でGoogleリーダーからEvernoteに記事の全文を自動保存する方法の解説は終わりです。メールのタイトルを編集するついでに、フィードタイトルと記事のタイトルの順番を入れ替えたり、任意の言葉を入れたりするとEvernote内で記事を発見しやすくなったりします。筆者はノートのタイトルが長くなるのが好みではなかったので、フィードのタイトルを抜いて記事のタイトルだけ表示するようにしました。これ以外にも、いろいろと自分流の整理法をお試しください。

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